今更なことを多々書いていきますが、初心者の方向けに本記事を書きますので玄人の方はそっと閉じてください。
わかってしまえばなんてことも無いことも、仮想通貨初心者の方には役立つ情報だと思いますので参考になれば幸いです。
本記事は仮想通貨を持つ(取り扱う)うえで大事なポイントや失敗例を記載します。
気をつけないと大事な通貨が無くなることもあるので初心者の方は一度目を通してください。
ウォレット関連について
①ウォレットのバックアップはしっかり取ること。
インストール型のウォレットは、インストール後にバックアップをしっかり取ってください。
バックアップさえあれば、パソコンが壊れても新しいパソコンにウォレットをインストールしてバックアップからリカバリをすれば資金は復元出来ます。
ウォレット毎にバックアップ方法は違いますが、説明サイトやマニュアルを読んでバックアップを取ってください。
トレザーや、レジャーナノなどは、バックアップコード(英単語)をすべて紙かオンラインストレージなどに暗号化して保存しましょう。
当たり前ですが、バックアップファイルやバックアップコードが流出すると盗まれてしまいます。
②ウォレットアドレスはむやみに人に教えない。
アドレスから通貨の所持数は簡単に調べられます。
高額所有している情報などはあまり知られたくないことです。
詐欺被害や標的型攻撃の対象になってしまうので、メインアドレスは秘密にしましょう。
③PoS系の通貨は専用ウォレットで保管しましょう。
$NEOや$BTXなど、専用のウォレットに入れていおくと配当がもらえる通貨があります。
取引所での保管では基本的には配当はもらえません。
損をしないように専用ウォレットに保管をしてください。
取引所関連について
④取引所を過信しすぎない。GOXすることも・・・。
最近の例ですと、Bittrexの凍結事件などが多々有りました。
取引所に高額の仮想通貨を入れていると、取引所閉鎖などが発生した場合、大打撃を受けます。
すぐに売却しない場合は、ウォレットに保管しておいてください。
また、取引所は分散して使用されることもオススメします。
また、初心者の方は海外の取引所は使わないほうが良いかと思います。
なんらかのトラブルがあった場合、サポートはすべて英語でのやりとりになる、技術的な知識が無いと解決出来ない場合があるので、慣れてきたら海外の取引所にチャレンジしてみてください。
⑤取引所のKYC(個人認証)は早めに行っておくこと。
国内取引所は、個人認証を行わないと取引自体できない所が主ですが、海外の取引所は認証しなくても購入は可能です。
しかし、アカウント凍結の恐れや、一日に送金できる金額がごく僅かであったりとします。
早めに認証は行うようにしてください。
今後仮想通貨トレードを行うのであればパスポートを早期取得されることをオススメします。
⑥二段階認証設定を行っておくこと。
今ではごく当たり前になりましたが、昨年ごろに不正アクセス、不正送金の被害がかなりありました。
IDとパスポートの認証だけでは突破されてしまいます。
簡単なパスポートや使い回しなどによってハッキングされることがほとんどですが、複雑なパスポートも突破されてしまいます。
二段階認証は必ず行ってあなたの資産を守ってください。
仮想通貨は一度流失するとほぼ回収は不可能です。
コインチェックなどは二段階認証を行っているアカウントがハッキングされた場合は、保証もあります。
また、二段階認証はスマートフォンの紛失した場合を想定して、Authyなどのバックアップ機能があるウォレットをご使用されることをオススメします。
⑦取引所間での送金はまずは少額をテスト送金すること。
よくトラブルになりやすい事例です。
取引所から取引所に送金した際に、反映が遅い。送った通貨が行方不明などの事例があります。
こういったトラブルが発生すると、両方の取引所にサポート依頼をして、解決までかなりの時間がかかるケースが多々あります。
最悪行方不明の通貨を諦めることにもなりかねませんので、まずは少額を送金して問題がなければ、残りの通貨を送るようにしてください。
⑧注文金額に間違いが無いかよく確認すること。
大手取引所ではあまりないケースですが、イーサデルタなどの取引所では、注文金額を間違って打つとその金額で約定されてしまうことがあります。
たまに草コインが1万%以上などの上がりを記録しているのは、高額で約定をしてしまっているからです。
以前にも本来は$0.01くらいのトークンが1トークン=1ETHなどで約定をしてしまっていました・・・。
かなりの損ですよね。個人間での取引を仲介する取引所はこういったトラブルはサポートしてくれません。
ご注意ください。
送金関連について
⑨ビットコインキャッシュのアドレスにビットコインを送付しない。
BTCからハードフォーク(分岐)したBCHは、アドレスの互換性があります。
しかし、BCHのアドレスにBTCをを送付すると、秘密鍵を操作しないと取り出せません。
取引所に間違って送付してしまうと、ほぼ取り返せません。
日本の取引所は過去に取り返せたケースがありますが、期待はしないほうが良いでしょう。
BCHの高騰で送ってしまった言うケースが最近多いです・・・。ご注意ください。
⑩XEMを送付する時はメッセージを忘れずに。
このミスもよく聞きます。
取引所などは、1個のアドレスを使用しており、個々のユーザをメッセージで特定しております。
メッセージ無しで送ると、誰のXEMかわからなくなります。
トランザクションや送金時間、送金金額などをサポートに教えて根気強く説明すれば返ってくるようですが、取り戻せなかったケースも聞きますのでご注意ください。
⑪XRPを送る時にはタグを忘れずに。(取引所に送る場合)
これもXEMと同じです。
取引所でアドレスを生成した際に、Tagが表示されます。
送付するウォレットの使用方法を確認してTagを入れてください。
⑫送金手数料は適切な金額を使用すること。
ここ数日BTCの送金手数料が格段に上がっています。
これは、マイナーがBCHに移動したことにより、BTCのトランザクション承認が行われないことで高騰しました。
こういった時は、少額の手数料で送金すると、承認されず、ネットワーク上をさまよってしまいます。
2週間以上送金出来ずに返ってくることもしばしば・・・。(ほんと手数料の高騰はどうにかして欲しい・・・)
ウォレットで最適な手数料は計算してくれますが、ケチって金額を下げると痛い目に合います。
セキュリティ関連について
⑬変なメールは開かない。
以前からありますが、取引所はオンラインウォレットを詐称した詐欺メールが横行しております。
メール本文に記載のリンクからログインIDとパスワードを入力すると、資金が盗まれてしまうケースがあります。
怪しいメール(変なドメインから送られてくる、添付ファイルが付いている、リンクのURLがおかしい)は開かないでください。
最近は巧妙になってきているので十分に注意が必要です。
⑭google検索を過信しない。
ウォレットや取引所の名前をgoogleで検索を行うと、上位に詐欺サイトが表示してしまうケースがあります。
広告料を支払うと、詐欺サイトでも上位に表示されてしまうことを悪用しています。
URLをよくご確認いただき、ブックマークからアクセスする癖をつけてください。
⑮ウイルス感染(マルウェア)にはご注意を。
ウイルス、マニュアルに感染してしまうとウォレットから不正送金されてしまうケースがあります。
勝手にパソコンに入っているウォレットから不正に送金してしまいます・・・。
最近では、アドレスをコピーして送金時に貼り付けをすると、貼り付けをしたアドレスを不正に書き換えてだまし取るような手口も流行っています。
送金するアドレスには十分にご注意を。
その他
⑯取引所ごとの価格に気をつけること。
取引所によっては、スプレットがかなり高めに設定されていることがあります。
国内取引所数社の口座を比較して最安のスプレットで購入できる所を確認した方が良いかと思います。
⑰twitterのポジショントークを過信しない。
よく「この通貨が上がりそう。」とか「◯◯の取引所に上場予定」などのツイートがありますが、参考程度にしてください。
仕手目的で記載されていることもあるのと、通貨のバックグラウンド・技術的な仕様などわからずにツイートしている方もいらっしゃいます。
技術的に優れている・今後の将来性が見込める通貨だとご自身で思われる通貨を保持することが大事だと思います。
⑱取引所のチャットを過信しない。
これはtwitterと同じです。
暴落がくるかもしれない。などの狼狽売りを進めてくる書き込みがありますが、無視してください。
ざっと思いつくものを書いてみました。
個人的な失敗談から書いているものもあるので、参考にしてください。
自分は大丈夫とは思わずに細心の注意を持って仮想通貨は取り扱ってください。
大事な資産ですので、ご自身で守る事が大事です。
大事なことを最後にまとめます。
- 送金するアドレスには間違わない。(BCHやXEMやXRPは間違うと消えちゃいます)
- 取引所は絶対に安全ではない。
- 二段階認証は必ず行うこと。
- 初めて送金するアドレスには、少額で送金テストを行うこと。
ビットコイン入門編の書籍としてオススメです。
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